桜富士子



桜富士子(さくらふじこ 本名:高橋はるみ 1909年1月2日生)
 [女優]


 広島県出身。広島市立高等女学校卒業。大阪に出てカフェー日輪の女給となり、クイーンと呼ばれた。1929年、東亜キネマにスカウトされて入社、翌1930年に冒険活劇『恋の狩人』で青木繁の相手役に抜擢され、デビュー。小唄映画『宮津小唄』で里見明の相手役をつとめ、『唇を拾った男』で岡田静江、椿三四郎と共演、『ガソリン娘』では主役を演じた。翌1931年『大名古屋行進曲』で椿三四郎、歌川絹枝と共演を主な仕事とした他は、東活の『緑の地平線』に助演したのを最後に急逝した。

 1931年10月31日死去(享年22)


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