田部武雄（たべたけお 1906年3月28日生）［プロ野球選手］
広島市出身。明治大学で活躍後、藤倉電線に入社。大日本東京野球倶楽部（後の東京巨人軍）の結成に参加し入団。1935年の米国遠征では109試合で105盗塁という驚異的な活躍をするが、のち巨人の内紛により退団した。
田部は1936年に日本を去り満州大連に渡る。当時の大連は日本から続々と、大きな仕事をやろうと胸をふくらませた男たちが渡って行った時期。田部はトラック運送業を始め事業も成功した。大連実業団に入り実業野球に参加し、1940年第14回都市対抗野球大会には、大連実業のエースとして出場（準優勝投手）。1942年、戦前最後の大会となった第16回都市対抗野球大会にも出場した。
1944年、大連で現地召集され、戦況悪化の激戦地、沖縄に向かう。1945年、地上戦最中の6月、沖縄摩文仁海岸で機関銃の乱射を受け死亡したとされるが、没日ほか詳細は不明。1969年、野球殿堂入りとなった。
1945年6月?日死去(享年39)
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