DMCファンタジー「蒼い月」

境界線第3章12区トラヴェルシエール通り27番
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<兄弟@>

郵便局の小さな電話のブースは
ダンテ


<兄弟@>

郵便局の小さな電話のブースは
ダンテが座るといっぱいいっぱいだった。

「おかけになった電話は・・・・」

なんどかけても機械的な声ばかりがかえってくる。
ため息ひとつつき、
別の番号をまわした。

「もしもし」
「あ、てめぇ!なにやってんだ!
いまどこだ!なんで連絡一本してこない!
どういうつもりだ!え?なんとか言え!
こっちでどんだけ心配してるかわかってんのか、コノヤロ!」
「にいちゃん・・・」
「・・・元気か?
今どこ?」
「ニースに近い町だ。フランス。
いいだろ」
「あちこちまわってるのか」
「わりとおなじところに長くいるようにしている。
冬の間は イタリアのピザ屋でバイトしてた。
本場だぜ。もう食べ放題」
「太るぞ。

そうだ、悪い知らせなんだが・・・
ダニエルの戦死通知が来た。
戻ってきたのは遺品だけだ。
クラスメイトで追悼の会をやったんだけど・・
サリアが・・・彼女の嘆きようは見ていられないほどだった」
「・・・知ってる・・・」
「知ってる?会ったのか?」
「アイツの止めを刺したのは
俺・・・」

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