DMCファンタジー「蒼い月」

卒業〜graduation
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Sweet momentA

***

しばらく 二人の間に沈黙があった
グラスを眺めていた四が
ふっと 笑って口を開いた。

「闇の王の事件で・・
俺も おわったとおもったよ。
情けない話だが・・・もう 捨てられるって
思ったね。
“捨てられる”・・・だぜ?
ほんと場末の哀しい女のようさ」
「ベタボレだな」
「人のことがいえるかっつーの。

たしかにアレ以降、
バージルはかわった。
それまであらゆる面で俺に預けっぱなしだったものが
・・そ、そうでなくなったっていうか・・」

四が急に照れはじめた。

「なんだ、どんなすばらしいコメントが出てくるかと思えば
しりすぼみもいいところだな」
「だからさ、 こう、 ぐぐっと深まるっていうの?」
「早い話、愛し愛され、絶好調だっていいたいわけだな。
ノロケか」
「ま、そうだ。
お互いの存在が当たり前で
欠けることなど考えられない、というかな。
対等の大人になったように感じる。
こどものままでも、そりゃ、かわいいが・・・
俺は正直言って、愛されるヨロコビっての?
はじめて感じている」
「はいはい。ごちそうさま」
「なんだ・・・ダンテとなにかあったのか?」
「そうじゃないが
いや、そうじゃないと思いたいんだが・・・
あいつは・・・

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